商業施設や学校の定番幕!
懸垂幕は文字やイラストが印刷された縦に長い幕のことで「垂れ幕」と呼ばれることもあります。
懸垂幕の用途は主に商業施設のイベントや告知、学校の部活動の報告などで利用されていて、
デザインは遠目からでもはっきりわかるようなシンプルなものが主流となっています。
同じような目的で横断幕がありますが、横断幕は横向きの幕となります。
広告宣伝用で使用される幕ということで本質的には同じものになりますが、サイズや利用目的によって使い分けられています。
当社では懸垂幕のデザインから印刷、加工などトータルで承ることが可能です!
懸垂幕(垂れ幕)の印刷方法
昔の懸垂幕(垂れ幕)の印刷は、手染めやシルク印刷によるものが多かったですが、現在はインクジェット印刷によるものがほとんどです。
ここでは、インクジェット印刷について説明していきます。
インクジェット印刷は、インクを生地にダイレクトに吹き付けていく印刷方法です。
インクジェットのインクには、いくつか種類があり、生地(メディア)に合わせてインクジェット出力機を選ぶ必要があります。
特にインクと生地の相性は大事で、屋外や屋内、短期か長期かで使い分けることがあります。
生地は、短期の場合は昇華転写などのポリエステル生地で制作することがありますが、屋外では強風や雨に強いターポリンが一般的に使われます。
屋外で使われることが多い懸垂幕は、耐光性のいい溶剤インクかUV硬化型インクがオススメです。
懸垂幕(垂れ幕)に使える生地(メディア)一覧
- クリックタップすると詳細が表示されます。
ターポリン防炎○
遮光ターポリン防炎○
メッシュターポリン防炎○
トロマット防炎○
ポンジ防炎○
トロピカル防炎○
エコクロス防炎○
懸垂幕(垂れ幕)の加工方法
懸垂幕の加工は設置環境によって変わります。あらかじめ昇降装置が設置されている場合は、装置の仕様に合わせます。
一般的には「補強ロープ+ハトメ加工」または「上下袋加工+ハトメ加工」となります。
周囲の補強には、オプションで綿補強テープがあります。より一層強度が増します。
大型の懸垂幕の場合、周囲のハトメだけだと弱いことがあります。その場合、風であおられてもバタつかないように「煽り止め」を作る場合があります。
また、ロードサインの両面印刷の懸垂幕などは、風の抵抗を極力失くすために「風穴」のスリットを空けることがあります。
ハトメ加工
取り付ける際に紐などを通す穴として、ハトメを打ち付けます。
補強ロープ
強風で煽られて幕が引きちぎれるなどのトラブルを防ぐため、4辺に補強用のロープを入れて縫製します。主に屋外で使用する際に施します。
袋加工
上下を袋状に加工して、中にパイプ等を差し込みます。
通常、糸を使って袋縫製しますが、ターポリンについては、糸を使う縫製ではなく、ウェルダーで溶着することが多いです。
写真はウェルダーで溶着した袋です。
煽り止め
大きいサイズの懸垂幕は強風対策として幕が煽られないように煽り止めを付ける場合があります。
幕の裏側に別途ハトメを付けた生地をウェルダーで溶着し、什器のパイプにロープでくくり付けます。
風穴
屋外利用の場合には風に煽られるのを防ぐため、幕にスリットを入れます。
綿テープ補強
必要に応じて周囲に綿テープを仕込み強度を上げます。
懸垂幕(垂れ幕)の施工方法
通常ハトメにロープを通して躯体に巻き付けます。その場合幕が張るようにしっかり取り付けてください。
昇降装置の場合もハトメと躯体をロープで固定します。なかには上下に昇降装置のパイプを通して使う場合もあります。
失敗しない懸垂幕(垂れ幕)の選び方
懸垂幕(垂れ幕)とは
懸垂幕とは、縦長の幕のことです。垂れ幕と呼ばれることもあります。
逆に横長のものは横断幕と呼びます。
街中でよく見る学校の壁に垂れ下がっている応援幕や、デパートについているセール幕、住宅展示場などの宣伝幕も懸垂幕です。
大きな懸垂幕は「昇降装置」に設置することもあります。
昇降装置とは、懸垂幕をとりつける装置です。
懸垂幕が上下に「昇降」することで、高所作業車などを用意しなくても、手軽に掲示したり、降ろしたりできます。
懸垂幕で使用する生地は、主にターポリンや、メッシュターポリンが多いですが、綿やトロマットなどのファブリックも使用されることがあります。
失敗しないためのポイント!
懸垂幕で失敗しないポイントは、加工方法です。
懸垂幕は、屋外で使用されることが多いので、風などで煽られて懸垂幕が簡単に破損しては困ります。
掲示期間によっては、補強加工をしたり、煽り止めを付けたり、風穴をあけたりしたほうが良いでしょう。
それから懸垂幕でよく使用されるターポリンも、品質がピンキリです。
海外の安いターポリンなどは、使われている塩ビや可塑剤が少ないものも多く、その手のターポリンは冬や寒い時期に硬化して破損する場合があります。
ネットにあふれかえっている安いターポリンには注意が必要です。
また、懸垂幕のデザインは、遠くから見ても訴求されるように、文字を大きく、内容も簡潔にすることをオススメします。
懸垂幕(垂れ幕)のよくあるご質問
- 取り付ける場所がないのですが、昇降装置から用意できますか?
- 場所によっては必ずしも可能ではありませんが、ご相談ください。
- 取り付け用の紐も一緒に欲しいのですが可能ですか?
- はい、可能です。
弊社では通常4mmの金剛打ちロープをご用意致しますのでご発注時にお申し付けください。
- ターポリンは洗っても大丈夫ですか?
- 水拭きは可能ですが、強く擦るとキズになる恐れがございますのでご注意ください。
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