看板・サインの定番!あらゆる場所で使えるインクジェットシート!
塩ビタックは糊付きのインクジェットシートで、ラミネート加工とセットで制作されます。
塩ビタックは塩ビシート・塩ビフィルムと呼ばれることもあり、その種類もさまざまです。
基材は白、透明、乳半など用途によって使い分けます。
糊は強粘、弱粘、再剥離、マトリクス糊などがあり、貼る対象物によって使い分けます。
主な用途としては看板サインやウィンドウサイン、店舗やイベントの装飾となりますが、車のボディへのカーラッピングや飛行機や電車、バスの広告へも多く使用されています。
塩ビタックの3つの特徴
特徴1「多様な種類」
塩ビタックを使用する際は、その用途によって使い分ける必要があるため、非常に多くの種類が存在します。
例えば屋外の看板サインは白色の強粘糊、ウィンドウサインは透明の再剥離糊、店舗の壁紙として使うなら不燃認定の塩ビタックとなります。
また商業施設や駅などの床に貼ってある広告はフロアマーキングと呼ばれていますが、こちらも塩ビタックの一種です。
特徴2「平面だけでなく曲面も貼れる」
塩ビタックの特性のひとつとして「曲面にも貼れる」というものがあります。
例えば車やバスのカーラッピングなど、ボンネットからルーフまでシワを入れずに綺麗に貼れる素材は塩ビタックしかありません。
これは塩ビ自体が柔らかいうえに、ドライヤーなどの熱で伸ばすことが可能なためです。
特徴3「屋外でもOK」
塩ビタックは雨にも強いため屋外で使用できます。
印刷面にラミネート加工を施せば、色の退色も長期で持ちます。
耐久性は使用する塩ビタックやラミネートのグレードによって大きく異なり、屋外耐候1年から7年など幅広くあります。
塩ビタックの加工方法
印刷面を保護するためににラミネート加工を行うのが一般的です。
ラミネート加工を行うことで印刷面をキズや汚れから守ることのほかに紫外線から色の退色を防ぐ役割があります。
ラミネートの種類もマット、グロスなどの仕上がりで選ぶほか、滑りづらいエンボス加工が施された「フロア用」やホワイトボードマーカーで書いたり消したりできる「ホワイトボード用」など用途によって選ぶこともできます。
ラミネートを貼り込んだシートはカッターでも簡単に切ることができます。枚数が多い場合や複雑な形状の際、当社ではカットマシンを使用することで納期を抑えることが可能です。
- ラミネートの種類により、屋外での使用に適さない場合がございます。
塩ビタックの施工方法
取り付ける被着体や掲示場所で施工方法は異なります。
通常は位置を決めたら裏面の離型紙を剥がしながらスキージーを使用して貼っていきます。
このときシートと被着体の間に空気が残ると気泡となっていまい、剥がれや浮きの原因となるので注意が必要です。
ウィンドウサインなどは特に気泡が入りやすいので多くは「水貼り」をします。
これは中性洗剤を混ぜた水を窓やシートの糊面にスプレーで拭いて貼っていく手法です。
水貼りすることによって気泡が抜けやすく、綺麗に貼ること可能です。
しかし、状況によっては水が使用できない場合もありますので、その場合は糊面がマトリクス仕様の塩ビタックがおすすめです。
マトリクス糊とは糊面に細いスジが全面に細かく入っており、そこから空気が抜ける構造になっているため、水貼りができない場合でも気泡が入りにくく貼りやすくなっています。
価格は通常の塩ビタックより少し高くなります。
塩ビタックは大型の壁面に利用されることも多く、通常は縦に分割して重なり(オーバーラップ)が10〜20mm程度になるように調整して制作します。
貼り込み時には重なり部分の絵柄や文字を合わせながら、1枚ずつ丁寧に貼っていきます。
水貼りの流れについてはこちらのブログをご覧ください。
失敗しない塩ビタックの選び方
塩ビタックとは
塩ビタックとは、糊付きの塩ビのシートです。
他にマーキングフィルムや、塩ビシート、塩ビ糊付きなどとも呼ばれます。
一般的には、インクジェットで印刷して、表面はインクの保護と紫外線カットのためラミネートを施します。
糊の種類は強粘、弱粘、再剥離、マトリクスタイプなど様々あります。
塩ビの種類も白、透明、乳半、不燃など用途によって選べます。
主な用途は、看板、窓などのガラス、車やバスのカーラッピング、フロア広告、壁面広告などあらゆるところで使用されます。
失敗しないためのポイント!
塩ビタックで失敗しないポイントは、分割出力のときの分割位置です。
大きい面などはどうしても分割で出力します。
一般的には塩ビタックを縦分割し、オーバーラップは10~20mmとなります。
塩ビタックの分割位置で失敗するパターンは、どのシートから貼っていくのかを決めず、分割データをつくってしまうことです。
例えば、分割位置に避けたい文字などがあった場合、重ねの順番を間違えると文字の途中で分割され、クレームになることがあります。
また、塩ビタックの貼り出しと、貼り終わりの伸ばしも考慮しなくてはなりません。
次に塩ビタックの失敗しないためのポイントとしては、用途によって糊を選ぶことです。
掲示後、剥がして現状復帰させるのか、常設で長期貼っておくのか、屋外なのか屋内なのか、被着体の素材、表面の状態など、とにかく様々な情報から塩ビタックの糊は選ばなければなりません。
塩ビタック自体にも、短期用、中期用、長期用などがあります。
案にネットで安いところに頼むと、時間経過とともに縮んで失敗したり、剥がした後に糊残りし、クレームになったりということが多々あります。
失敗しないためには、ノウハウがある信頼できる制作会社に依頼しましょう。
弊社では、用途によって最適な塩ビタックをご用意しています。
ご不明、ご相談は弊社スタッフまでご連絡ください。
塩ビタックのよくあるご質問
- 現状復帰の場合、塩ビタックの糊は残りますか?
- 現状復帰をしなければいけない場合は通常、再剥離糊の塩ビタックを使います。
ただし、被着体や掲示期間によっては糊残りの可能性もございます。
詳しくは弊社スタッフにご相談ください。
- 分割したくないのですが1枚で取れる最大サイズを教えてください
- 市場の塩ビタックは通常1370mm巾程度となりますが、弊社では2m幅の塩ビタックもご用意しています。ただしラミネートする場合は1500mmまでが対象となります。
- 塩ビは縮むとよく聞きますが大丈夫ですか?
- 塩ビの縮みは塩ビの製法でかわってきます。いわゆるカレンダー製法は縮みやすいです。
- キャスト製法は縮みにくいので長期で使用する場合はそちらをおすすめします。価格はカレンダーよりもキャストのほうが高くなります。
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