どの業界にも独自の用語が存在していると思いますが、ここでは弊社も属する「サイン業界」の用語についてまとめています。
聞いたことはあってもイマイチ意味がわからない用語があったときなど、参考にしてみてください。
あ行
- アルミ複合版
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アルミ複合板とは、発泡プラスチックを薄いアルミニウムでサンドイッチした板材のことです。塩ビシートを貼ったり、ダイレクト印刷をしたりして使用されます。軽くて丈夫なことから、屋内外で多く使われている板材です。
厚みは一般的に3mmが使用されます。
- アウトライン化
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Illustratorでデータ作成の際、テキストをベクターデータのパスに変換することです。
テキストとしての機能はなくなりますが、インストールされているフォントに依存することがなくなります。 印刷データを入稿する際は、アウトライン化を行うのが通常です。
- イラストレーターソフト
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イラストレーターとは、Adobe社製のグラフィック制作ソフトで、主にレイアウトをする際に使用されます。印刷関係やデザイン関係で使用される最もスタンダードなソフトの一つとなっています。
- ウェルダー加工
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ウェルダー加工とは、高周波を使った溶着の加工のことです。
ターポリンの加工に多く使用され、とくに繋ぎ加工や折り返し加工などの溶着に使われています。 また弊社では最大12mまで対応可能なので、ウェルダー加工によって巨大な幕やタペストリーを作り出すことも可能です。
- 横断幕
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横断幕とは、横長の布に文字などを記載して、内容を知らせるために使用される旗の一種です。
設置場所によっては、ハトメ加工などを施す場合もあります。
また縦長の場合は、懸垂幕や垂れ幕と呼ばれています。
- 置くだけラバー
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当社の製品で、床用の広告ツールの一種です。
印刷面にはフロア用の硬質ラミネートを施し、裏面は滑り止めのゴムになっています。
そのため、マーキングフィルムのように貼り付ける作業が不要となり、施工時間を大幅に短縮することのできる床ツールです。
か行
- 解像度
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解像度とは、画像の細かさを示す用語で、画像が粗い場合は「解像度が低い」画像がキレイな場合は「解像度が高い」などと言います。
具体的な数値はdpiを単位としてあらわします。
- 風穴加工
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風穴とは、屋外で使用される懸垂幕(垂れ幕)や横断幕などの幕に300mm〜400mmほどの切り込みを入れる加工のことです。
切り込みから風が通るので、強風などで幕が裂けてしまうことを防止することができます。
メッシュ素材を使用する際は、風穴加工の必要はありません。
- カーラッピング
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カーラッピングとは、印刷されたフィルムを直接車に貼る方法です。下地の塗装はそのまま残すことができるので、簡単に元の状態に戻すこともできます。
一部分に貼ることはもちろん、曲面にも対応しているフィルムなので、車全体を包み込むフルラッピングも可能です。
- 完全データ
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完全データとは、デザインソフト(IllustratorやPhotoshopなど)で作成された修正する必要のない、そのままで印刷可能なデータのことです。
- キャンバス(インクジェット用メディア)
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キャンバスとは、太めの糸で織った布のことで、厚地の織物の総称です。表面がややザラっとしていて、独特の風合いを表現することができます。
キャンバスに印刷すると、あたかも油絵のような絵画調の表現が可能です。
- 吸着ターポリン
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吸着ターポリンとは、表面はターポリン生地ですが、裏面に吸着加工を施した貼れるターポリンです。 ウィンドウや鉄扉などの平滑な箇所はもちろん、クロスや多少の凹凸面にも対応しているので、幅広くご活用いただけるメディアです。
- 経師
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経師とは、屏風や襖などの表装をする人のことですが、サイン業界では裏面に糊を仕込んで貼り込むインクジェットメディアのことを指します。
展示会などの壁面用メディアとして使用され、表具と呼ばれる場合もあります。
- ゲルポリ
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ゲルポリとは、透明のインクジェット用メディアで、エア抜けや透明性が良い自己吸着フィルムです。
糊を使用していないため、剥がしたあともキレイに復元することが可能で、誰でも簡単に貼ることができます。
- 懸垂幕(垂れ幕)
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懸垂幕(垂れ幕)とは、縦長の布に文字などを記載して、内容を知らせるために使用される旗の一種です。
設置場所によっては、ハトメや袋加工などを施す場合もあります。
また横長の場合は横断幕と呼ばれています。
- 金剛打ちロープ
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金剛打ちロープとは、複数の糸を交差させて作った紐です。
強度が高いため、弊社では懸垂幕(垂れ幕)などの取り付けに多く使用します。
- 高輝度ターポリン
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高輝度ターポリンとは、ターポリンの生地自体に反射するレンズが埋め込まれており、光を当てると反射します。
特に車のヘッドライトに反射することから、道路脇の看板などに使用されていて、夜間でも誘目性を高めることのできるターポリンです。
- 腰巻きサイン
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カウンターやテーブルなどの側面に設置するサインのことです。イベントや展示会などに多く使用され、企業ロゴや広告が印刷されます。
さ行
- 再剥離
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貼り付けるタイプのインクジェットシートで、剥がしても糊が残りにくい場合のことを「再剥離タイプ」などと表します。 再剥離との記載があっても、使用日数や環境によっては糊が残る場合もあるので、注意が必要です。
- シーム加工
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シーム加工とはFFシートを繋ぐ加工のことです。繋ぎ目を溶着し、裏からテープで補強します。
- 昇華転写
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昇華転写とは、専用のインクを使って転写紙に印刷し、200度前後の熱と圧着によって転写紙の印刷を生地に浸透させる印刷方法のことです。
伸縮に強く、インクのひび割れや色落ちもありません。
生地自体の風合いを残しながら発色にも優れていることから、のぼりやタペストリー、Tシャツなど多岐にわたって使用されています。
- スウィングバナー
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スウィングバナーとはのぼりの一種で、ヨットの帆のような形状をしています。普通ののぼりより、目立たせたい場合に使用すると効果的なのぼりです。
- スチレンボード
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スチレンボードとは、発泡スチロールを使ったボードのことです。
軽量で加工がしやすいことから、展示会のパネルをはじめ、POPや建築模型、等身大パネルなど多岐にわたり使用されています。
使用場所は主に屋内で、短期向けのボードとなっています。
- スピンドル紐
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スピンドル紐はアクリル性の紐です。手触りがよく、高級感を出したいときにおすすめです。
た行
- ダイレクト印刷
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ダイレクト印刷とは、アクリルやアルミ複合板などの板材に直接印刷する手法のことです。
当社ではスマホケースなどのコンパクトなものから大判サイズまで、様々な素材へのダイレクト印刷が可能です。
- ダイレクト昇華
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ダイレクト昇華とは、転写紙を使わずに直接生地にプリントをし、熱を加えて発色させる印刷方式です。
転写紙を介さないので、コスト削減や転写紙の産業廃止処理が不要になるメリットがあります。
- タック紙
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タック紙とは、裏面に粘着剤があるインクジェット用のシートのことです。
のり付き紙やタックシートなど、人によってさまざまな呼び名があります。
- ターポリン
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ターポリンとは、軟質の塩化ビニールにポリエステル繊維をサンドしたビニール系の素材のことです。
強度の高い素材のため、屋外での懸垂幕(垂れ幕)や横断幕などに多く使用されています。
当社では生地幅が5メートル幅のターポリンへ印刷も可能です。(※印刷幅は若干内側になります。)
また、ベーシックなターポリンのほか、シルバーターポリンや吸着ターポリンなど数種類のターポリンも取り扱っています。
- タペストリー
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タペストリーとは、店舗や飲食店で壁などに吊るして使用される販促アイテムの一種です。
ターポリンやトロマットなどに印刷をし、パイプなどを通して設置されます。
また弊社では、直線以外にもさまざまな形状にカットアウトすることも可能です。
- 天吊りサイン
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天吊りサインとは、商業施設や店舗などの天井から、ワイヤーなどの吊具を使用してバナーやボードを吊るしたサインのことです。
誘導や広告といった様々な目的で使用されています。
- トロマット
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トロマットは、ポリエステル製の軽くて丈夫な生地です。カールしないことから、タペストリーや吊りバナーに多く使用されます。当社では最大5メートルの幅広タイプのトロマットもご用意しております。(※印刷幅は若干内側になります。)
な行
- 野立て看板
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野立て看板とは屋外看板の一つで、道路沿いや田畑などに設置して店舗や企業のPR、案内や誘導をする看板のことです。
遠くからも目立つよう、大型で作成されることが多い看板です。
- のぼり
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のぼりとは、細長い薄手の生地に印刷をし、竿に付けて使用します。
多くは屋外で使用され、店頭やイベント、展示会などのさまざまな場面で販促アイテムとして使われています。
一般的にサイズはw600×h1800が主流となっています。
フォルムが特徴的なスイングバナーも、のぼりの一種です。
は行
- バックライトフィルム
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内照式のサインに使用されるPET素材のフィルムです。色は乳白色で、光を拡散する効果があります。
- ハトメ
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ハトメとは、紐などを通すために取り付けられる環状の金具のことです。
- バナースタンド
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バナースタンドとは、展示会やイベントなどに使われる販促アイテムの一つです。 印刷した幕を最小限のスペースで展示することが可能で、設置も簡単に行うことができます。 サイズや用途別にさまざまなバナースタンドが展開されています。
- ハレパネ
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ハレパネとは、国内の老舗メーカーの製品のことで、スチレンボードに糊が付いたボードのことです。
表面のうす紙を剥がすと糊面が出て来るので、印刷した紙やポスターを貼りこみます。
一度貼れば剥がれることはありません。
展示会やイベントなどで多く使用されています。
- 袋加工
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棒やパイプを通して使用するための加工方法です。縫製かウェルダーの2種類で施します。
タペストリーやバナーに多く使用されます。
- ポップ(POP)
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ポップ(POP)とは、店舗で商品をアピールするために使われる販促アイテムの一つです。
値段やキャッチコピーを目立たせたい場合に効果的です。
- ポンジ
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ポンジは、ポリエステル素材の非常に軽く薄い生地です。
風によくなびくため、のぼりなどの屋外幕に多く使用されます。
ま行
- メッシュターポリン
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メッシュターポリンとは、軟質の塩化ビニールにポリエステル繊維をサンドしたターポリンをメッシュ状にした素材のことです。
耐久性に優れているため、屋外の風の強い場所に適しています。
また、通常のターポリンと違ってシースルー効果があるので、圧迫感もありません。
当社では最大5メートルの大型のメッシュターポリンへの印刷も可能です。(印刷幅は若干内側になります。)
ら・わ行
- ラテックスインク
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ラテックスインクとは、水性インクながらも屋外に使用でき、ファブリックやターポリン、コート紙や和紙などのさまざまな素材に印刷できる汎用性の高いインクです。
また臭いや有害成分が少ないため、屋内の飲食店や商業施設でも安心してご利用頂くことができます。
- ラミネート加工
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ラミネート加工とは、印刷されたメディアにラミネートフィルムを圧着することです。防水やUVカットの効果があることから、屋外で使用される印刷メディアに多く使用されます。
ラミネートフィルムの種類はマットやグロスが一般的ですが、エンボスがかかった特殊なラミネートフィルムもあります。床用のフロアラミネートやホワイトボード用のラミもラミネートの1種です。
- ラワン棒
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ラワン棒とは、木製の棒のことです。バナー等を吊る際に多く使用されます。
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